先日、アメリカのニュースサイト CNBC を読んでいたら、とても興味深い英語表現に出会いました。
今回読んだ記事
記事のKey Points(要点)として、次のような一節がありました。
“Consumers spent more money on hobbies like arts and crafts and outdoor activities in August, a Bank of America analysis found.”
(バンク・オブ・アメリカの分析によると、8月にはアート&クラフトやアウトドア活動などの趣味にお金をかける消費者が増えた。)
“This comes even as “funflation” is on the rise, referring to the increasing price of recreational activities.”
(これは、レクリエーション活動の価格上昇を指す「Funflation」が高まっている中でも起きている現象だ。)
物価高(インフレ)の影響を受けつつも、趣味や娯楽への支出は増えているというのです。
「Funflation」ってどんな意味?
今回いちばんの発見だったのが、この “Funflation”(ファンフレーション) という言葉。
- Fun(楽しいこと、娯楽) + Inflation(物価上昇・インフレ)
を組み合わせた造語(Portmanteau)です。コンサートチケット、テーマパーク、趣味の道具やアウトドアギアなど、「娯楽やレジャーに関する費用が値上がりしている現象」を指します。
ちょっと前までは、大きな支出の代表格が「旅行」だったけど、旅行費用の高騰(航空券の値上がりなど)に伴い、消費者の関心が旅行から、身近な趣味へとシフトしているようです。
「最近できたばかりの言葉かな?」と思って少し調べてみると、実は 2023年頃から海外メディアで使われ始めていた表現 でした。一時的な流行ではなく、ここ数年ずっと続いている経済傾向のようです。
日本の「推し活」にも通じる現代人の心理
記事の中に、専門家のとても面白いコメントがありました。
“People may be spending more on hobbies, but are spending less on other activities the hobbies are replacing.”
(人々は趣味への支出を増やす一方で、その趣味によって置き換えられる他の活動への支出を減らしているのかもしれない。)
これを聞いてパッと思い浮かんだのが、日本の「推し活」です。
どれだけ物価が上がろうが、不景気や将来への不安と言われようが、「好きなもの」「自分の心を満たしてくれるもの」にはお金を払う。その代わり、日々の外食を控えたり、別の無駄遣いを削ったりしてバランスを取っている。
国は違えど、物価上昇とストレス過多の現代社会を生き抜く人々のリアルな心理はすごく共通しているな、と妙に納得。
📝 今日の英語表現メモ(備忘録)
記事から拾った、今後ニュースを読むときにも使えそうな重要表現をまとめておきます。
| 表現・単語 | 意味・ニュアンス | 記事での使い方・メモ |
| Funflation | 娯楽・レジャー関連のインフレ | Fun + Inflation の造語。 |
| be on the rise | 上昇中である、増加傾向にある | “funflation” is on the rise(Funflationが高まっている) |
| arts and crafts | 手芸、工芸、工作 | 趣味の具体例として登場。 |
| replace A | Aに取って代わる、Aを置き換える | 趣味が他の娯楽の代わりになっている場面で使用。 |
| cash in on ~ | 〜に乗じる、〜で一儲けする | 関連記事のタイトル cash in on 'funflation' より。流行に便乗するニュアンス。 |
楽天市場を見ていると、いまは色んな推し活サポートアイテムがあることにびっくり。こういうのも含めて、「好きなこと」への投資が回っていくのでしょうね。
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